東京ジャーミイ

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代々木上原は10代の頃に初めて所属した事務所があった場所なので、個人的に思い出もある場所。閑静な住宅地と小さなお店が点在する、洗練された印象の街だ。そんな代々木上原駅から歩くこと5分ほど。ゆるやかな坂道の途中にあるオスマン・トルコ様式のモスク。ここは「東京ジャーミイ」という回教寺院で、トルコ文化センターとして運営されている。

この場所にはかつて初代モスク「東京回教礼拝堂」が建っていたが老朽化によって取り壊され、その後モスク再建のためにトルコ全土から集まった寄付金により、2000年に建設された。

代々木上原に、こんな異国情緒あふれる建物があったとは驚き。ミナレット(尖塔)とドームが印象的な外観。コンクリート以外の建築資材や調度品はトルコから運んできたものだそう。

玄関では幾何学模様の彫刻が施された、美しい木の扉が出迎えてくれる。1階はトルコ文化センターとなっており、イスラム文化にまつわる書籍などが販売されている。私はイスラムの庭園や建築にも興味があるので、気になる本がいくつもあった。

礼拝堂の屋根は大小のドームが支えあっており屋根を支える柱がなく、とても広い空間となっている。壁一面には、色鮮やかなステンドグラスが。お天気や時間帯など光の表情によって、刻々と印象が変わっていくのも魅力的だ。流麗なアラビア文字や幾何学模様、植物模様が描かれ、一つの美しい宇宙を作り出しているかのよう。荘厳な雰囲気をもつ祈りの空間に、時間を忘れて見入ってしまう。

以前に森美術館で開催されていた「イスラム・アート」展で、アラビア文字のカリグラフィを見て興味をもっていたので、ここでまた本物を見ることができて嬉しい。都心にいながらにして、トルコに行ったようなプチ旅行気分を味わうことができるのでおすすめの場所だ。

東京ジャーミイは宗教施設なので、肌を露出する服装はNG。礼拝堂の入り口には、貸し出し用のスカーフとガウンも用意されているので、礼拝堂に入る際は、女性は髪の毛をスカーフなどで覆うように、とのこと。興味をもった方は、異国の宗教に敬意を払い、静かにルールを守って見学してみては?

【東京ジャーミイ DATA】

住所:東京都渋谷区大山町1−19

アクセス:小田急線「代々木上原」駅下車、井ノ頭通りに出て小田急線の高架下を通り徒歩5分

営業時間:文化センター 10時~17時
ハラール・マーケット 10時~18時

(営業時間はホームページなどで確認を。)

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