沖縄で訪れるべき「名建築」2選 名護市役所/那覇市役所

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沖縄に訪れることがあるなら、海水浴や美ら海水族館も良いけれど、おすすめしたいのが建築巡り。

私が沖縄で「名建築」だと思った公共建築を2つご紹介したい。

目次

名護市役所

沖縄でちょっと変わったスポットを探している方におすすめしたいのが、「名護市役所」という建物だ。那覇空港からは車か高速バスでアクセスできる。名護市は、沖縄本島北部に位置しており、那覇空港から沖縄自動車道を通って車で約1時間30分のところにある。国道58号線沿いにあり、一般道なら約2時間15分ほどで到着するだろう。私は美ら海水族館の帰りに訪れた。

1981年に象設計集団によって設計され、市庁舎には見えない建築スタイルと構造が評価され、翌年1982年には日本建築学会賞を受賞している。

沖縄の建築らしく、花ブロックのスクリーンによる遮光や空洞を作った風通しの良い構造になっており、冷房がなくても快適に過ごせるようなつくりだ。各階にテラスが設けられ、市民がいつでも利用できる憩いの場にするなどの工夫が随所に凝らされている。

私が初めて象設計集団の設計した建築物に触れたのは、埼玉県にある笠原小学校だった。のびのびとした自由な発想が具現化した建築物に感動したことをよく覚えている。

この名護市役所も、「市役所とはこうあるもの」という固定観念を良い意味で取り払い、沖縄の風土に根ざした素材で、遊び心のある空間となっている。

アサギテラスという半外部空間は、市民がゆっくりできる憩いの場、コミュニケーションの場としてつくられたもの。涼しい風が吹き抜け、見晴らしもよく過ごしやすい空間だ。

【名護市役所DATA】

住所:沖縄県名護市港1丁目1−1

アクセス:那覇空港から沖縄自動車道を利用し、車で約1時間30分

那覇市役所

那覇市内で建築好きの人に必見な建物は、「那覇市役所」だ。建築家・国場幸房氏によって2012年に建て替えられたもので、地上12階、地下2階建てでその高さは54.42m。

まるで要塞のような外観で迫力がある。

下部が階段状になったデザインがモダンでかっこいい。那覇市内の中心部にあり、ランドマーク的存在だ。建物の前には立派なガジュマルが植えられており、貫禄たっぷり。

壁面やバルコニーには積極的に緑が取り入れられていて、モダンな中にも有機的なデザインが取り入れられている。 ハイビスカス、ブーゲンビリアなど南国特有の植物が約90種類も植えられているのだとか。

外観もインパクトがあるけれど、中に入ると6階〜12階まで吹き抜けになっており解放感がある。南国らしい植物が垂れ下がっており、リゾートの空気に包まれて市役所の中にいることを忘れてしまいそう。

【那覇市役所DATA】

住所:沖縄県那覇市泉崎1丁目1−1

アクセス:ゆいレール「県庁前」駅より徒歩約4分

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