着物でお出かけしたい、札幌の紅葉スポット5選

先日は、着物を着てお出かけしたい札幌のレトロスポット・北海道開拓の村という記事を執筆しました。

今回は、札幌でお出かけしたい、紅葉スポットを5選紹介します。

札幌は都会でありながら、少し歩けば自然が身近に感じられるのが魅力。

東京から札幌に移住し、現在は札幌と東京の二拠点生活を送っていますが、東京出身の私から見て、

札幌の街が一番美しいな、と感じられるのが秋の紅葉の季節です。

もちろん着物じゃなくても、洋服でも楽しめるスポットを紹介していきます。

家族で観光も良いし、紅葉のデートスポットとしても、この記事を活用して頂けたらと思います。

札幌の紅葉の時期はいつからいつまで？

東京などの関東よりも北にある札幌は、紅葉の時期も少し早め。

年によって多少前後しますが、大体10月下旬〜11月7日くらいまでが紅葉の見頃です。

10月の最終週と11月の5日くらいがピークです。

11月10日あたりから雪がちらつき始め、葉っぱも茶色や黒っぽくなってしまうところが多くなります。

１、中島公園

敷地内には菖蒲池や、国指定重要文化財の豊平館、日本庭園などもある広大な庭園。

公園内には大きな柳の木などもあり、思わず写真を撮りたくなるスポットが沢山あります。

紅葉シーズンには、特におすすめしたいのが銀杏並木です。

地下鉄「中島公園」駅の３番出口から１番出口の間に銀杏並木が続いており、きらきらとした黄色い銀杏が美しいです。

中島公園の銀杏並木エリアは、外国人の方が多いのが印象的でした。

外国人向けのガイドブックでも紹介されているのかもしれません。

銀杏並木の他に、中島公園には日本庭園があるのが見どころの一つ。（冬季は閉館）

江戸時代の茶人・小堀遠州（こぼりえんしゅう）が設計した茶室「八窓庵」があります。

２、札幌芸術の森

広大な敷地の中、彫刻が楽しめる野外美術館や、札幌芸術の森美術館など、紅葉を楽しみつつアートにも触れられる札幌芸術の森。

自然の中にあるので、どの季節に訪れてもまた違った美しさが楽しめるスポットです。

着物散策に特におすすめしたいのが、「有島武郎旧邸」。

赤い下見板の外壁に、西洋風の上げ下げ窓が大正ロマンな雰囲気を醸し出します。

 有島武郎氏は『カインの末裔』『星座』など、北海道を舞台にした文学で知られる作家。

東北帝国大学（現・北海道大学）の教授だった1913年に、北12条西3丁目に建てられた邸宅ですが、有島氏自身が住んだのはごくわずかの時間でした。

マンサード屋根が特徴的で、内部は和洋折衷のつくりとなっています。

洋服で訪れるのももちろん良いけれど、ぜひ大正ロマンな着物で訪れてみてはいかがでしょうか。

３、北海道大学

広大な敷地がある北海道大学でも美しい紅葉が見られます。

構内の北13条通りに見られる銀杏並木が特に有名です。

東西約380メートルに渡って、70本のイチョウが一斉に黄色い葉を見せる姿は圧巻です。

ふと銀杏の葉って不思議な形をしているなと思ったところから、銀杏の樹について調べてみました。

「長寿」という花言葉を持っているのですが、とても古い歴史をもつ樹で、そういえば神社の境内でもよく銀杏の大きな樹が見られたりしますよね。

神聖な力をもつ、ちょっと不思議な樹のようです。

銀杏並木以外にも、北大キャンパス内をお散歩しているだけで美しい紅葉を楽しめます。

歴史的建造物と紅葉って、良い組み合わせですよね。

４、紅櫻公園（べにざくらこうえん）

もともとは桜山と呼ばれ、円山公園と並んでお花見の名所として知られていました。

紅葉狩りの名所としても知られ、紅桜遊園地として40年以上親しまれた場所でしたが、平成29年には紅櫻公園と名前を改めました。

公園には釣り堀や、十割蕎麦狸庵などがあり、お蕎麦のランチが食べられます。

赤い橋が架かり、紅葉も相まって美しい風景を創り出しています。

縦に長い公園で、奥には開拓神社という小さな神社が祀られています。

鬼滅の刃を彷彿とさせるような世界観ですよね。

５、円山エリア

円山公園や北海道神宮、円山原生林など、円山一帯が黄色や赤に色づく紅葉シーズン。

散策しやすい円山公園や北海道神宮で紅葉を楽しむのも良いですが、ちょっとしたハイキング気分を味わえるのが円山原生林です。

都会の中にありながら、手付かずの自然が残っているのに驚きます。

私は以前早朝に円山をハイキングしたのですが、運良くエゾリスに会うことができました。

遠目で見ると可愛らしい動物ですが、近くで見ると結構ワイルドな表情をしているのですよね。

小さな身体に似合わず、自然の中で生きる、野生動物ならではの逞しさを感じました。

自然の中にいると、この美しい自然を守らなければ、という気持ちにさせられます。

公園や神社でももちろんのことですが、原生林など自然の中では生態系を壊さないようにゴミをきちんと持ち帰る、動植物を持ち出さないなどマナーを守ることが大切です。

おすすめ着物

10月〜5月の間に着られる「袷」の着物。柄のない色無地は、帯に合わせやすく一枚持っていると重宝します。

自宅で洗えるのも嬉しいポイント。

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