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都内のレトロな純喫茶 Vol.1／向島カド／新宿らんぶる／浅草橋ゆうらく
都内のレトロな喫茶 Vol.2 銀座〜有楽町エリア 「ストーン」「ローヤル」「トリコロール」
今回は上野の美術館を鑑賞した帰りにゆっくりできるような、上野〜谷中エリアでおすすめのレトロ喫茶を紹介します。
高級喫茶 古城
上野駅浅草口を出て、上野警察署方面へ3分ほど歩くと、見えてくる「古城」の看板。
浅草口は美術館や博物館のある公園口や、アメヤ横丁から近い不忍口と違い、下町といった感じで独特の雰囲気があります。
高級喫茶 古城の地下へと続くエントランスには、まるでお城を守るかのように馬にまたがる騎士のステンドグラスが迎えてくれます。
地下に広がるのは、レトロでゴージャスな異空間。大理石の壁、きらきらと輝くシャンデリア、天井の高い空間の奥には、壁一面に優雅なステンドグラスが。
まるで中世ヨーロッパの古いお城のような空間なのだけど、上野の下町らしくサラリーマンの方々や常連さんの憩いの場になっているようで、不思議と落ち着きます。
奥の席は、東北新幹線をイメージし、横並びに座れるようになっていて珍しいつくり。
創業は1963年と、半世紀以上前から営業を続けてきた高級喫茶 古城。インテリアはオープン当初から変わらないというから驚きです。
ランチはミックスサンドやナポリタンといった喫茶店の王道メニューが人気だそう。私が訪れたのは朝だったので、迷わずココアを。
喫茶店ではココアを飲み比べすることも多いのだけれど、こちらのココアは生クリームたっぷりで、コーヒーが飲めないお客さんに人気だとか。
次回はランチタイムに、自家製カレーライスや、パフェも味わってみたいなあ。
【高級喫茶 古城 DATA】
住所：台東区東上野3-39-10 光和ビルB1F
アクセス：東京メトロ日比谷線「上野」駅 徒歩２分
ＪＲ各線「上野」駅 浅草口／広小路口 徒歩４分
営業時間：9時〜20時 (ランチ/ 平日11時30分〜14時)
定休日：日・祝
カヤバ珈琲
東京藝術大学・大学院に通っていた頃、JR「上野」駅より千代田線「根津」駅を利用することが多かった私は、おせんべい屋さんや銭湯など古いお店の残る谷中を歩いて通学していました。
そんな街中に馴染む喫茶店が「カヤバ珈琲」。１階のレンガの腰壁と２階の木造に、黄色い看板が目印です。
大正時代の町屋を改装したお店で、喫茶店としては1938年から営業しています。
2006年に一度閉店しましたが、NPO法人が再生させ、建築家・永山祐子氏が回収を手がけ、現在も谷中の街になくてはならない存在として愛され続けています。
特徴的な扉の八角窓や、町屋の当時から使われているガラス窓から柔らかい光が差し込みます。
モダンな雰囲気の１階と和室の２階とではガラリと雰囲気が変わります。
平日の日中でもお店はほぼ満席で、予約待ちのお客さんもいるほど。
芸大に通っていた頃は友人とお茶して長く話し込んだこともあったなあ、と懐かしく思い返します。
革張りの椅子は柔らかすぎず、硬すぎずで座り心地がちょうど良いです。
たまごサンドや野菜サンドなどのサンドイッチはもちろん、たまごトーストやクロックムッシュ、チキンカツサンドなどのパン系メニューが豊富。
デザートはみつ豆やあんみつなど谷中らしい和のスイーツや、カスタードプリン、アフォガート、抹茶のガトーショコラなどスイーツ好きにはたまらないメニューが並びます。
私はMinimalのチョコレートを使用したというフルーティーなココアをオーダー。
コーヒーとココアを半分ずつ混ぜたという旧カヤバの名物メニュー、ルシアンや、谷中ジンジャーというドリンクも気になりました。
学生の時から馴染みのあるお店が今もこうして健在なのは、とても嬉しいし、これからも長く続いてくれたら良いなと思います。
【カヤバ珈琲 DATA】
住所：東京都台東区谷中6丁目1-29
アクセス：JR山手線 「日暮里」駅(南出入口(京成)) 徒歩9分 東京メトロ千代田線 「根津」駅(出入口2) 徒歩9分 JR山手線 「鶯谷」駅(北口) 徒歩10分
営業時間：[火~金・土] 08:00〜21:00 [日] 08:00〜18:00
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