帯広旅行/北海道ホテル/糠平温泉と紅葉の糠平湖畔散策

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北海道ホテル

9月下旬のある朝のこと。「スーパーとかち」に乗り、帯広に着いたのはお昼過ぎ。札幌よりも空が広くて、関東に住む人が想像する北海道は札幌より帯広の方が近い気がする。

帯広には2回ほど訪れているけれど、今まで見過ごしていたのが象設計集団設計の「北海道ホテル」。全て十勝製だというレンガの外観が特徴。地元の作家さん制作の木彫りのヒグマやフクロウが建物にさりげなく配置されているところも象設計集団の建築らしい。

中に入ると入り口右手の大階段に目がいく。床も手摺もナラの木材を使っているだけあり、見た目にも柔らかい。チャペルへと続くアーチ天井の美しさも印象的だった。今回の帯広滞在では他の宿泊施設に泊まったのだけど、もし機会があれば一度泊まってホテルの部屋でゆっくり過ごしてみたい。

【北海道ホテル DATA】

所在地:北海道帯広市西7条南19丁目1

アクセス:根室本線JR帯広駅南口から車で5分。帯広空港より車で30分。

糠平温泉と紅葉の糠平湖畔散策

帯広といえば広い牧草地を想像する人も多いかもしれないが、今回の旅ではまさにそんな牧場に行ってきた。私たち家族の大好物、スコーンとクロテッドクリームで有名な「しんむら牧場」へ。ここではヤギが放し飼いで、みんなのびのび幸せそう。私たちが歩いていると、かわいい子山羊が興味津々で近寄ってきた。牧場内のショップで美味しいソフトクリームを味わった後、ショップの店員さんに頂いたヤギのエサを持って行ったら今度は大人のヤギもゆっくりと近づいてきた。生まれたての牛を特別に見せてもらい、2歳の息子は目を輝かせて小さな牛に話しかけていた。

この日泊まったのは糠平温泉の「中村屋」さん。老舗の温泉宿なのだけれど、アンティークの家具やモダンな感覚のインテリアでとても居心地がいい。宿の看板犬の大きな犬は愛嬌たっぷり。宿に着くとふかふかの革のソファに座りながら蕎麦茶としょうが湯で温まる。夕食は野草の天ぷらや、今まで食べた中で一番美味しいと断言できる茶碗蒸しなど、心に残るお料理だった。私はこの日風邪気味だったのだけれど、旅の刺激と宿の心地よさで風邪はどこか隅に追いやられていった。夜は星の見える露天風呂へ。和洋折衷のバランスが絶妙なお部屋に戻り、いつものように息子と手を繋ぐとそのまま深い眠りに落ちていった。

翌朝は中村屋さんのすぐ近くにある糠平湖畔を散策。帯広でも標高の高い地域はすでに紅葉が始まっており、黄色や赤に染まった森を歩いているだけでワクワク。湖に映る森が幻想的だった。

湖から宿へ戻る道で「ひがし大雪自然館」に立ち寄った。5年前にオープンしたまだ新しい建物で、大雪山国立公園の自然について、鉱物や剥製などの展示が。展示内容も興味深かったけれど、森のなかに自然と溶け込む建物自体が印象的。

中村屋さんでの朝食は、特に高野豆腐と肉じゃがが絶品で、パンに塗った自家製グズベリージャムも美味しくて感動。帯広をまた旅することがあれば、今度も中村屋さんに泊まりたい、というくらい大好きになった。

【十勝しんむら牧場 DATA】

所在地:北海道河東郡上士幌町上音更西1線261

【糠平温泉中村屋 DATA】

所在地:北海道河東郡上士幌町南区ぬかびら源泉郷

http://nukabira-nakamuraya.com/

【ひがし大雪自然館 DATA】

所在地:北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷48−2

開館時間: 9:00〜17:00 定休日: 水曜日

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